樹木葬とは
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  樹木葬の歴史は
     
  1999年に岩手県一関市にある臨済宗「祥雲寺」住職・千坂げん(山に彦)峰氏が独自に始めたものが、日本で最初の樹木葬墓地だといわれています。
  千坂氏は、地域の生態系や自然保護に積極的に取り組んでおり、樹木葬墓地という発想も荒廃する里山を再生し維持するための手法として生まれたといわれています。
  その後、徐々に各地に広がり全国で10箇所近くに達しています(九州では、正式に認可された里山型の樹木葬墓地はまだありません)。
     
  具体的には
     
  樹木葬とは、地中に直接焼骨を埋め、墓標の代わりに花木を植えるまったく新しい墓地のスタイルです。
  従来の墓地のように墓石が建ち並ぶ霊園ではなく、見た目には季節ごとに彩りを変えるきれいな花木や広葉樹が植わった里山の風景があるだけです。
  ひとつの山または区域を墓地として、全体の自然および景観を守り育てていきます。そのため、自然に分解されないものは一切用いません。
     
  産山樹木葬では
     
  産山樹木葬においても、山林の荒廃を食い止め、里山の再生を目指します。具体的には単一種の植林から、さまざまな木々が植えられた混交林(里山)を復活させることで、多様な生命が生まれる「いのちのはなやぎ」をもった森づくりを目指します。
  単なる霊園として開発するのではなく、産山と都市住民の方をつなぐ「かけはし」を目指し、将来的には美しい里山を保全しながら契約者の方々との交流や関係強化を通じて、産山を第2のふるさととして親しんでいただくことを目指しています。
左は、岩手県・祥雲寺の樹木葬墓地の様子。右は、山口県萩市にある宝宗寺の樹木葬墓地(各HPより)
 
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